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『ikanika MUSIC SEASONING vol.4 』web report

9月29日にcafeイカニカで開催された、
『MUSIC SEASONING vol.4』の模様を、
抜粋してレポート致します。
ご来場いただけなかった皆さま、
雰囲気だけでもご想像してお楽しみください。
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ikanika MUSIC SEASONING vol.4
~My Dear Japanese Pops~

2013.9.29 sunday 18:00~21:00

こんばんは。
では、そろそろ始めます。
過去3回は洋楽やジャズが中心だった『ikanika MUSIC SEASONING』。
今回はそろそろやりたいと企んでいたJ-POPです。
「My Dear Japanese Pops」ということで、
今までとは少し毛色の違う感じになると思います。
ただ、“流れ”“つながり”で進行するのはこれまでと同じです。

今回は席にリストをお配りしています。


佐野元春
荒井由実
山下達郎
pizzicato five
キリンジ
EPO
Tomita Lab
竹内まりや
矢沢永吉
鈴木祥子
スピッツ
吉田美奈子
ORIGINAL LOVE
鈴木亜美
小沢健二
寺尾紗穂
大沢誉志幸
大貫妙子
スガシカオ
かの香織
Char
Cindy
はっぴいえんど
aiko
Mr.Children
今井美樹
サニーディサービス
矢野顕子
角松敏生
小泉今日子
林田健司
Bonnie Pink
中西圭三
古内東子
久保田利伸
松田聖子
くるり
UA


リストには38人の名前がありますが、全部は聞けないです。
20曲くらい必ずご紹介しようと想定しておいた曲があるので、
それらを中心に聞いていきます。誰もが知っている曲もあれば、
誰も知らない曲もあるかと思います。いろいろお話をしながら
進めていきますのでよろしくお願いします。
では、最初は、リストの中で恐らく一番古いと思われる、
はっぴいえんどの名曲から聞いてみましょうか。

1曲目:
はっぴいえんど/夏なんです

70年代前半にアルバムを3枚ほど出して解散してしまいましが、
今ではビッグネームとなった大滝詠一さん、松本隆さん、鈴木茂さん、
細野晴臣の4人というメンバー。
当然、僕もリアルタイムではなく、当時まだ小学校に行ってないくらいなので
遡って出会いました。ボーカルをとるのは細野さんか大滝さんの二人。
それぞれ全然テイストが違いますが、これは細野さんのボーカルです。
独特の声がなんかイイですよね。
歌詞は松本隆さん。「……なんです」という言い回しが非常に印象的です。
「ホーシーツクツク」と蝉の声が歌詞になっていますが、僕は中学くらいまでずっと
「オーシーツクツク」だと思っていて、ある日歌詞カードで「ホーシーツクツク」だと
初めて気付いて...。松本さんに感謝ですね。
はっぴいえんどは解散してから一度だけ、1985年、国際青年年という年に
「all together now」というイベントがあり、そこで再結成をしています。
僕はそのコンサートに行ったんですが、まさに「all together now」といえる出演者で、
当時のそうそうたるアーティストが一堂に会して国立競技場でライブをやりました。
それが唯一の再結成でした。そのとき演奏した「風をあつめて」とかを
収録したライブ盤も出ています。これですね。きょうは聞きませんけど。

この会の決まり事で、ここから広がっていきます。
松本さんで行くか、細野さんで行くか...。松本隆で行きましょう。
今では作詞家として名が知れている松本隆作詞で選んだのは聖子ちゃんです。
聖子ちゃんのこの曲、僕はすごく好きで。アレンジがちょっとヤバイっ、
黙って聞けよって感じですね。皆さんも好きだと思います。


2曲目:
松田聖子/小麦色のマーメイド

素晴らしい!
「~嫌いよ」のところでちょうど3分です。この当時、歌謡曲は3分で締めるという
テレビ的な決まり事があったりしてね。完璧ですね。曲はユーミンが呉田軽穂という
名前で書いていて、アレンジは旦那の松任谷正隆さんです。
悪いわけはない、今聞いても素晴らしくて「さすがプロの仕事だな」と感じさせます。
この流れでユーミンを聞きましょうか。ユーミンというより、荒井由実です。

3曲目:
荒井由美/雨のスティション

はい、聞き入ってしまいました。
映画「風立ちぬ」でも流れる「ひこうき雲」がデビューアルバムのタイトルでもあり、
そのあと2枚、荒井名義で出して結婚し少し休養に入るんですが、
これは『コバルトアワー』という3枚目のアルバムに入っています。
ちなみにベースは細野さん、
演奏チームははっぴいえんど流れで、達郎さんとか、そうそうたる人たちです。
このアルバムには「卒業写真」や「ルージュの伝言」も入っています。
1970年後半頃、ユーミンをはじめ今でも崇拝されているアーティストはこの時代に
沢山デビューしています。リストの中で言うと、大貫妙子さん、矢野顕子さん、
吉田美奈子さん。共通しているのは非常に高くて、すごく繊細な歌声を持っていて、
歌手としての表現力のある人たちです。
では、次は大貫妙子さんを聞きましょうか。

4曲目:
大貫妙子/ひまわり

割と最近の作品ですが(1997年)、中山美穂さんと竹中直人さんが出ている
「東京日和」という映画のサントラ盤からなんですけど、詞曲は大貫さんで、
編曲は坂本龍一教授。
とても好きな、素敵な曲です。
実は、家内がラヂオにゲストで出たときにも、
おすすめの曲はと聞かれてこれを紹介しました。
僕がこれにしたらと言ったんですけどね。
大貫さんを聞いたので、矢野顕子を聞きましょうか。
レイ・ハラカミさんと一緒にやった『yanokami』です。
レイ・ハラカミさんはクラブミュージックというか、エレクトロニカ、
アンビエントのカリスマでしたが、若くして亡くなっているので、
矢野さんと組んだ唯一のアルバムになります。
2007年の作品ですから僕がカフェをやるちょっと前で、
試聴機でちょっと聴いたらかなりよかったので、買って帰りました。
ほんとに全曲良いんですが、3曲目を聞いてみましょう。

5曲目:
yanokami/終わりの季節

このサウンドは、ドラムが32分音符とかで叩くんですが、
昔はドラムンベースとか言われていたものが洗練されていくとこうなるという感じで、
ハラカミさんはこういう素晴らしい作品を残してくれています。
生きていたら、この先どういう曲を作ってくれたのかなあと非常に残念です。
大貫さん、矢野さんは割とメジャーですが、吉田美奈子さんはお二人に比べると
ご存じない方もいらっしゃるかもしれません。
80年代半ば頃までずっと達郎さんの作詞やコーラスをやっていた人です。
どれを聞こうか悩んだのですが、1990年のバラード曲にします。
すごい声が独特なんです。まあ聞いてみましょう。

6曲目:
吉田美奈子/時をみつめて

これはバラードですが、ファンクに傾倒した曲もあったり、
業界内ではとても尊敬されている人です。皆さんが聞いたことがあるものでは、
「夢で会えたら」という曲があります。「夢で会えたら」は、
大滝詠一が書いて吉田美奈子が歌っているものが初めてで、
その後いろんな人がカバーしました。

今、7時ですか?
きょうは、7時に聞こうと思っていた曲があるんです。
東京は7時にこれ聞かないと始まらないだろうということで、
これ、「7PM TOKYO」を聞いてみましょう! 
吉田美奈子さんについてはまたこのあとに話します!

7曲目:
pizzicato five/東京は夜の七時

ご機嫌ですね!
今聞いてもpizzicato fiveはすごいですね。ボーカルは野宮真貴さん。
野宮さんのすごいところは、この滑舌のスピード感です。
一音一音の滑舌とそこにジャストで当たる音程感。
他の人が歌ってもここまでのスピード感は出なくて、もっともっさりしてしまう。
彼女にしかこうは歌えないので、気持ち良いんです。
「早くあなたに会いたい」「レストランつぶれちゃってる」、
どうでもいい歌詞を延々と歌ってる。最高ですよね。
pizzicato fiveはアートワークも常にいい感じで、
デザインはコンテンポラリープロダクションで、
信藤三雄さんというデザイナーが手掛けています。
その当時のCDのアートワークを沢山手がけていて、
アートワークで時代を作ってきた先駆けの人だったりもします。
その最たるものがpizzicato fiveだと思います。

7時に「7PM TOKYO」を聞けたので、吉田美奈子さんに戻ります。
美奈子さんが作詞をしていて、かっこいい曲があるので聞いてみますか。


8曲目:
小泉今日子/SEXY HEAVEN

吉田美奈子さんが小泉今日子さんのために書いた曲で、
作曲はORIGINAL LOVEの田島貴男さん。ちなみにコーラスも美奈子さんです。
美奈子さんと田島貴男さんの二人が組んだのは他に聞いたことがないので、
これが唯一ではないかと。
実はもうひとつ吉田美奈子ワークで聞きたい曲があるのですが、
後回しにして小泉今日子流れで進めます。
キョンキョンの代表曲、と言えば「優しい雨」です。
「優しい雨」は作詞がキョンキョンで、作曲は鈴木祥子さんという
シンガーソングライター。祥子さんはちょっとセンスが良すぎて
一般受けしなかったんですがアルバムも何枚か出していて、
「優しい雨」をご自身で歌っています。


9曲目:
鈴木祥子/優しい雨

最後まで聞いちゃいましたねー。すごいですねー。素晴らしい!
このギターは、、吉川忠英さんという有名なスタジオミュージシャンが弾いています。
ボーカリストの素養が問われる、忠英さんのギターと祥子さんのボーカルだけ
なんですけど、これだけ表現できるのかっていう。
ここで白組のギター1本パターンに行きます。
スガシカオのデビューアルバムです。

10曲目:
スガシカオ/月とナイフ

かっこいいです、これ。ギターだけで。1997年の作品なんですが、
これはまだブレイクしてないスガさん。このアルバムの中から「黄金の月」が
ちょっとヒットしてググッと出てきたましたが、僕は「月とナイフ」を聞くために
このアルバムを買ったんです。
これがデビューアルバムなのが恐ろしいくらいです。
このあとのスガさんの活躍は皆さんご存じの通りです。

では、ここで少し休憩しましょうか。
後半も、お楽しみに。


~Break~

11曲目:
中西圭三/Choo Choo TRAIN

今となってはEXILEが歌い国民的ダンスチューンとして有名になりましたが、
最初「Choo Choo TRAIN」は中西圭三さんがZOOというダンスユニットのために
楽曲提供したものでした。
この音源は、レコードメーカーが新年のご挨拶として
放送局やテレビ局に配る「SUPER PROMOTION CD 1992」というCDに、
収録されたものです。
その同じ年の1月末に「woman」が発売になるという流れも出来ていて、
中西さんは「woman」でレコード大賞をとります。
業界の現場にいて「音楽って、こうやってヒットするんだな」と
初めて肌で感じた出来事でした。
さっき野宮真貴さんのスピード感がすごいと言いましたが、
この圭三さんのスピード感も尋常じゃない感じ。良い曲ですよね。

中西さんがデビューしたとき比較されたのが久保田利伸さんです。
ブラックミュージックぽいのと、猿顔なところがクロスしていて、
よく比較されたりしましたが、
この曲のおかげで別の立ち位置に行けたというか。
ここで、久保田さんを聞いてみますか。


12曲目:
久保田利伸/Indigo Waltz

僕は久保田さんに関してはガンガン聞いていたわけではないのですが、
常に気になる存在ではあって、あの当時あそこまでブラックミュージックを消化して
かっこよく出来ていた人は他にはいないじゃないかなと思います。
好きな曲はいっぱいあるんですが、これが一番好きなんです。
サビ頭の曲ですが、Aメロがエロい感じでいいです。
1989年頃、僕は大学生で、アメリカのブラックミュージック界では、
ブラコンと呼ばれるものがガンガン出ていて、
ほぼ毎日のように渋谷のタワレコに行って、ブラコンの新譜が出ていると
全部買うという生活を送っていました。
次は、ブラックミュージック流れで、知らない人が多いかもしれないですが、
Cindyを聞いてみましょう。

13曲目:
Cindy/Surprise

よく出来ていて、大好きなんです。小洒落てますね。
Cindyさんは皆さんがご存じな曲だと、中山美穂さんに「Rose Color」という
曲を書いています。この曲の後に聞くと「似ているなあ」という感じ。
ご自身でも歌っていて、これがまた良い曲なんですね。

14曲目:
Cindy/Rose Color

中山美穂さんも、角松敏生さんや中西圭三さんといったシンガーソングライターの
作った良い曲がいっぱいあるんですけど、
このCindyさんの曲はかなり良かったと思います。
残念なことにCindyさんは2000年にLAでお亡くなりになりました。
作品は素晴らしいものが残っているので、いつでも聞けるんですが、とても残念です。

さて、90年くらいでしょうか “渋谷系”というのが出て来るんです。
恐ろしいことに今聞いても良いんです。そこが“渋谷系”のすごかったところです。
80年代のものは今聞くとちょっと恥ずかしいみたいなところがあるんですが、
いわゆる渋谷系は、もう20年以上時間が経っているのに聞けるものがたくさんあって、
その代表格がORIGINAL LOVEです。

15曲目:
ORIGINAL LOVE/FRIENDS

爽やかな一曲で、いい感じですね。この曲が入ったアルバム
「結晶 -SOUL LIBERATION」(1992年)のジャケット・デザインも
さっき言ったコンテポラリープロダクションの
信藤さんです。このアルバムはかっこよかったですねえ。
さきほどのCindyさんとか久保田さんは基本打ち込みサウンドなんですが、
ORIGINAL LOVEは生演奏です。ORIGINAL LOVEはデビューから
このアルバムまでは井出靖というプロデューサーがいました。
渋谷系の教祖みたいな人なんですが、
井出靖さんのプロデュースで、いろんな人が出ていて、Bonnie Pinkも
井出靖さんに後押しされてデビューしています。
Bonnie Pinkの中で僕がずば抜けて良いなと思っている曲があります。
次はそれを。

15曲目:
Bonnie Pink/泡になった

割と地味にリリースされたシングル盤「Surprise」の2曲目。
僕はしょっちゅう聞いてます。オリジナルラブの作品とミュージシャンも
かぶってるんですが、すごく良く出来ていて、
僕は、自分が仕事でレコーディングしたものを家でチェックする際、
生演奏の作品のときはこの曲を参考にして、
この感じに仕上がったらいいなとお手本にしていたほどです。
この曲は、ORIGINAL LOVEとは、ベーシストが井上富雄さんなのが共通しています。
ORIGINAL LOVEはこの頃メンバーの中にベーシストがいなくて、
井上富雄さんがゲストで弾いていました。
80年代にルースターズという博多出身の明太ロック4人組のバンドがあって、
そのベーシストも井上富雄さんです。
その人がのちにこういう仕事をしているという。

ORIGINAL LOVEのメンバーには、ピアノに木原龍太郎さんという人がいて、
木原龍太郎がからむと、こんな流れになるという“木原龍太郎もの”があります。
渋谷系には括れないんですけどサウンド流れで括れるのが、古内東子さん。
なんかOLみたいなんですけど(笑)。これも好きでよく聞きます。
歌詞もメロドラマぽくって良いんですよ。では聞いてみましょう。

16曲目:
古内東子/うそつき

シングルですが6分50秒もある長い曲です。松田聖子の「小麦色のマーメイド」の
3分からすると、倍くらいあります。木原龍太郎さんがアレンジで、
キーボードを弾いていて、のちにORIGINAL LOVEのメンバーになる
小松秀行というベーシストと、佐野康夫さんがドラムを演奏しています。
ベーシストの小松さんが古内さんにからんでいた時期のアルバムが
あと何枚かあるんですが、ものすごく良い作品です。

OLというつながりで、次は今井美樹さんです。僕は今井美樹聞くんですよ、
それも布袋さんに出会う前の今井さんをね。とはいえ、
なぜ今井さんを聞くようになったかというと、仕事上の事情からです。
今井さんの有名な「瞳が微笑むから」とか
「ブギウギロンサムハイヒール」は上田知華さんという作曲家が書いています。
僕は上田さんに曲を発注しなければいけないことがあり、
それまでちゃんと聞いたことがなくて「今井美樹のヒット曲を書いている人だな」という
状態で発注するのは失礼なので、聞いてみたところ、かなりよかったんですね。
とりわけ、車の中でよく聞く好きな曲を聞いてみましょう。


17曲目:
今井美樹/地上に降りるまでの夜

超バブルな匂いがしますが、この当時はこういうサウンドでした。
今井さんの曲の8割ほどをアレンジしているのが佐藤準さんというピアニスト。
佐藤さんがアレンジすると、こういうちょっとゴージャスな世界になる、
「サトジュンのアレンジだよね」という。
では、その昔サトジュンさんはいったい何をしていたかを探してみたら、
ものすごい曲がありました。サトジュンさんがキーボーディストとして
参加していたのは、Charです!
ちょっとギターがやかましいですけど聞いてみましょう。
行きます!! これは衝撃です!

18曲目:
Char/SMOKY

Charが弾きまくっています。白いパンタロンに裸でジャケットを着ているChar、
竹中尚人。ギター小僧の憧れでした。
伝説の一曲「SMOKY」はピアノはサトジュンが弾いているんです。
当時としては先を行き過ぎている。当時のスタジオミュージシャンが
アメリカの音楽を志向してやるとこうなるみたいな。
このピアノを弾いている人が今井美樹も作るという。すごいですね。
そんな感じでつながっています。
Charを聞いたところで、皆さんはほとんど聞かないかもしれませんが、
同じ時代の作品で、矢沢永吉さんを聞きたいと思います。

19曲目:
矢沢永吉/時間よ止まれ

矢沢さんの大ヒット曲です。
僕は中学3年のときに初めて矢沢永吉さんの武道館のチケットをとって
コンサートに一人で行きました。生きて帰ってこられないんじゃないかって思うくらい、
恐る恐る一人で行って熱狂していいものかどうかわからず
ドキドキして帰ってきたという。大人になって、こないだ久々に
コンサートに行ったら全然変わってないんです。
矢沢のタオル投げました(笑)。矢沢さんのサウンドは、
すごく良く出来ているんですよ。中学校のとき僕はバンドをやっていて、
矢沢さんのコピーをしたくて譜面を買ったら、
普通のロックバンドと違って、使っているコードとかものすごく難しいんです。
「時間よ止まれ」もサラッと歌ってますが、
このコード感でこのメロディーを歌えるんだっていうくらい、
たぶん普通の人がカラオケで歌うと違う歌になってしまいます。
こういう感じにはならないんです。
特殊な感覚をお持ちの方なのかなと感じた曲です。

いろいろ話しましたが、今回、自分で選曲してみて、
プロデューサーやミュージシャンの“つながり”で音楽を聞いていく癖は
中学生からあったんだと改めて感じています。そんな中、
ここ10年くらいで、やっぱりすごかったと思うのが冨田恵一さん(Tomita Lab)
というアレンジャー、プロデューサーです。

20曲目:
Tomita Lab/眠りの森 feat.ハナレグミ

冨田さんはTomita Labという自身のプロデュースしたアルバムを
何年かおきに出していて、歌はゲストボーカルを頼んでいます。
一枚目に参加したボーカリストはユーミン、ハナレグミ、畠山美由紀、キリンジなど。
この曲は一枚目の中ですごく好きな曲で、ハナレグミが歌っていて、
作詞は松本隆さん。
冨田恵一さんのアレンジで世の中的に大ヒットしたのがMISIAの「Everything」です。
あと、中島美嘉の「STARS」もやっています。
「冨田に頼めばバラードはいける」という感じですね。
そういう耳で昨夜改めてMISIAを聞いてみたらかなり良いんですよ、これが。
聞いてみましょうか。


21曲目:
MISIA/Everything

ざっくり聞くとボーカルだけが印象に残るので「脂っこいなあ」と思っていたんですが、
アレンジはさっぱりしていて、サビの頭の2小節はオケが抜けていたんですね、
それから盛り上がる。改めて聞くと、さすが冨田恵一です。
冨田恵一さんが全面的にプロデュースして人気者になったのがキリンジです。
キリンジも冨田恵一あっての今の地位と言えます。
冨田恵一アレンジをもう一曲聞いてみましょう。


22曲目:
キリンジ/エイリアンズ

キリンジの初めてのヒット曲になるのかな? 冨田さんのアレンジの特徴は
ドラムが生っぽいのですが、実は全部打ち込みでコンピュータの音ということ。
ホーンセクションとストリングスが生で、ドラム実は生じゃないという驚きの事実。
ここで冨田恵一流れは終わりつつ、キリンジつながりでどうしても皆さんに
知っていただきたい曲があります。赤組の中で異色の人がいるじゃないですか。
アミーゴです。この曲、鈴木亜美の歌がすごく良くて、
ちょっとヤラレタっていう感じの作品なので、聞いてもらいましょう。

23曲目:
鈴木亜美・キリンジ/それもきっとしあわせ

キリンジが詩も曲も書いていて、歌以外はほぼキリンジです。
いいでしょう?、アミーゴ。2007年の作品ですが、アミーゴとBuffalo Daughterとか、
アミーゴ+誰みたいな企画ものをエイベックスが作っていて、その中の一曲です。

さて、終わりが近づいてきましたが、このイベントはいつも山下達郎さんで終わるので、
達郎さんは最後にとっておきます。達郎流れでいうと、
前回のイベントではEPOさんを聞きました。
あのときは割と新しいEPOさんでしたが、
僕が高校生のときから延々と聞き続けている曲があるので、
それを聞きたいと思います。

24曲目:
EPO/無言のジェラシー

84年の「ビタミンEPO」というLP。EPOはシュガー・ベイブのカバー曲でデビューして、
今も活動しています。最近、知り合いの方がシークレットライブに行って
すごいよかったと言っていました。売り出し方が元気印の女の子みたいだったEPOさん。
本当はもっと繊細な感じの方なんですけど。
この曲は、非常にわかりやすい歌詞で、
女性が夜中に彼の部屋にいて、彼の電話が鳴る。
私は大人しくしててあげるわっていう、そういう歌(笑)。
存在は消してあげるけど、そこにはジェラシーがあるっていう
シチュエーションの歌です。でも、そのあととくに展開はなく
ジェラシーしたまま終わっていきます。結論は出ないです。
どういう相手だったんでしょうね。

で、達郎さんで終わりますが、普通に終わるパターンと
えぐいもので終わるパターンの2つを考えていました。
普通に終わるパターンは、本当はもっと夏の日にこのイベントを
やろうとしていたので「さようなら夏の日」を考えていたのですが、
普通すぎるのでやめました。ちょっとおかしなもので終わります。

25曲目:
山下達郎/CM全集 VOL.1〔FIRST SELECTION〕

1984年から85年にかけて行われたツアーのパンフレットの付録のEP盤です。
このコンサートにも一人で行ったんですけど、友達いなかったみたいなんですけど(笑)、
中野サンプラザの一番奥の席で聞いて、これを買って帰ってきました。
このドーナツ盤、何が入っているかというと、
達郎さんがデビューする直前から直後くらいまでにやったCMソングが入っています。
これが素敵なんですよー。懐かしい感じが流れます。

=SIDE A=
三ツ矢フルーツサイダー
不二屋ハートチョコレート
次はまたサイダーです。「サイダー」って言っています。
三ツ矢サイダー
はい。次もいいですよ。
ナショナルまきまきカール
次、秀逸です。
いちじく浣腸
資生堂フェリーク(“MARIE”)

B面になるとその後レコード化されたものも含まれてきます。

=SIDE B=
TOKYO FM時報
コカコーラ
これが一番長くて90秒。これはテレビでも一回しかOAされませんでした。
ハウスみぞれっ子シャービック
ここからはもう作品になってきます。
日立マクセルUDカセットテープ(“RIDE ON TIME”)
SUNTORY BEER(“LOVELAND ISLAND”)
SUNTORY GIFT(“I LOVE YOU”)

終わりましたね。ぴったり9時。
リストアップしてあって、触れられなかったものもあるんですが、
本編はこれにて終了です。ご清聴ありがとうございました。

(拍手)
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by ikanika | 2013-10-08 00:39 | Comments(0)

雑感 2013秋

すべて、予定通りか。
結論ありきで、交通整理しているだけのよう。
すぐ有識者会議って開くよね。

コントロールされているって言ってしまった手前、もう撤回出来ない空気。
やっぱりオリンピックはやめましょう、なんて言われたらやばいものね。
でも、ちょっと、うそついちゃったかなってみんな思っているんじゃない。

電力会社も鉄道会社もメガバンクも謝罪。
形だけの謝罪なんて聞きたくないなぁ。
なんで俺がこの役回りって、下げた頭が言ってる。
頭取ではなく、副頭取が出てくる感じが、半沢を連想させる。ドラマの見過ぎか。

あまちゃんのあとは、ちょっと荷が重いか。
半月ぐらい間開ければいいのに。
すぐ翌週からなんて、気分切り替わらないよね。

消費者金融のCMって、どれも寒いし、痛い感じなのは、
そういう取り決めでつくっているのか?
[PR]
by ikanika | 2013-10-04 23:25 | Comments(0)


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